楽しく生きる技術

楽しく生きるために必要なことは、生まれ持った資質なんかじゃなくて、楽しくするための技術だけ。人生をより良く生きる自分のための技術は、誰でも身につけることができる。元教師目線で、伝えます。

【しごと】「逃げ恥」を読んでお金の話をしよう。〜専業主婦編〜

逃げるは恥だが役に立つ

 

毎回、星野源新垣結衣にきゅんきゅんしまくるドラマだけど

このドラマ、単なる恋愛ドラマとは違って

実は仕事とお金についてとことん考えさせられるお話だった。

特に、私たち日本人があまり話題にするのが得意ではない「お金」について。

 

 

 

(注意:ここからネタバレ含みます)

 

 

漫画だと、平匡さんとみくりはくっついた後に、

「今後の関係をどうするのか」

という話になるのです。

 

平匡さんは、単純に夫婦になりたい、と言い出すんだけど

みくりはもやもやとするんです。

だって、籍を入れて本当の夫婦になると、雇用関係ではなくなるから。

ということは、

今までお給料をもらってしていた仕事=家事を

無償でやることになるということ。

平匡のことすごく好きで、夫婦になりたくないわけではない。

でもそこがどうしても気になってしまう。

 

月給19万4千円の仕事

 

みくりは、週5日の1日8時間労働で

月給19万4千円の仕事をしています。

休日などに働いた分は時間外手当が発生しています。

 

けれど、それが夫婦になったとたんに、

ボランティア活動になるのだ。

ご飯を作るのも掃除をするのも洗濯をするのも

全てボランティア。

しかも、1日8時間週5日どころの話じゃない。

時間も曜日も体調すら関係なく毎日ボランティアし続ける。

それが専業主婦。

 

世の中のお母さん達がやってるのは、

そういうことなのだ。

 

 

気持ちとお金は区別して。

 

みくりは、掃除や洗濯、料理をものすごくきちんと丁寧にやっているけれど、

あれはあくまで「仕事」で、

その対価としてお金をもらっているからなのだ。

元々、津崎(雇用主)がみくりと契約結婚しよう(雇おう)と決めたのも、

みくりの働きぶりが有能だったことも大きい。

その能力に対してならば、19万4千円払ってもいいと考えたのだ。

 

みくりは家事という「仕事」をして、お金を作り出していた。

元々、家事代行サービスを頼んでいた平匡にとっても

家事に対してお金を支払うという感覚に

特に違和感はなかった。

 

 

でもなぜなんだろう。

なんで、結婚すると今までお金を払ってまでしてもらっていたことが

自動的に無償になるのかな。

結婚というのはそういう契約のことなの?

一生お互いだけを愛するという契約ではないの?

一生家事を無償でしますという契約に、

いつのまにかすり替わっていたの?

「愛」というのは、

月々発生していたはずの19万4千円を失くしてしまうくらいの

大きな見返りになるの???

 

仕事なら、

多少体調が悪くても、落ち込んでいてもやる。

お金をもらっているから。

でも、家事にその言い訳は通用しない。

お金をもらってないから。

気持ちだけでどうこうなるようなことなのかな。

 

 

答えは出ないんだけど、

仕事やお金や結婚について

もやもやと考えてしまうし、考える良いきっかけになった。 

 

契約結婚なんて、また突拍子も現実味もないネタだな、

とか思っていたけれど

とても現実に即している漫画だと思う。

ドラマも超面白くて大好きだけど、

漫画は漫画でまた違った感じで面白い。