楽しいノート

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【映画】「シン・ゴジラ」は特撮に興味ない女子でも泣く。

 

 

ゴジラなんて弟が大好きでフィギュア集めていたのを思い出すくらいで、

怪獣映画に興味はない、と思っていたのですが。

あまりの評判の良さに、8月終わりくらいから

もう観たくて観たくて。

先週やっと観る事ができました。

 

泣きました。

相当、泣きました。

 

 

 

 

一緒に観た人は

「え!?どこで!!??」

と、超絶びっくりしていたのですが

「シンゴジラ・泣く」

「シンゴジラ・泣く人」

でググったら、泣く人続出とのこと。

 

 

わたしは

・特撮ものも怪獣にもあまり興味はなくて、

・映画好きかと言われればそんなでもない。

エヴァはDVDで最初から最後まで観ているし、

 映画も観たがある。

・ただ、元彼の影響なので、ファンかと言われるとやっぱりそうでもない。

 

というスタンスです。

肯定的でも否定的でもなく、評判があまりに良いため観たいという

ミーハー心が強い。

 

結果かなり泣いて、また観たいとすら思っています。

 

 

①東京で大災害が起きたらみんな死んでしまう、というリアルな恐怖

 

まずはこれでした。

本気でゴジラが出ると思っているわけではないんだけれど、

東京や神奈川の結構身近な都市が破壊されて、

人々が逃げ惑う姿に、

大きな災害が起こったら・・・というリアルな想像をしてしまった。

近年ずっと言われている首都圏直下型地震が起こったらたぶんこうなる。

というのを、とてもリアルに感じた。

逃げようとした家族のいるマンションごと破壊される。

道路は車でいっぱいになり、車を捨ててとにかく逃げる。

電車は脱線し、破壊される。(京急・・・)

地下鉄に多くの人が詰めかける。

中心地がやられてしまい、政治的経済的にも昨日しなくなった日本。

 

もうこわくて仕方なかった。

そんなに絶望的な映像はないんです。

むしろ、結構淡々としている感じさえした。

けれど、まるで本当に起こることかのように

リアルに想像できた。

 

 

②絶望的な状況の中で、それでも諦めずに立ち上がろうとする姿

 

これ。

ゴジラ」という得体の知れない恐怖。

日本のもつ自衛隊の全ての力を注いでも敵わなかった。

首都圏が壊滅的な状態になり、中心となっていた政治家たちもほぼ全滅。

日本の株価は大暴落。

政治的にも経済的にも大打撃を受けた日本。

絶望的なね、状況になった。

それでも、残った人々は諦めなかった。

対策チームとして招集されたメンバー達は

それぞれの持つ力を最大限に使って日本を救おうとしていたんです。

それぞれの戦い方で。

わたしが特にぐっときたのは、

内閣総理大臣の臨時代理である里見さん。

なんかこう、頼りない人で、いらっとしたのだけど。

最後の作戦を決行するためには、

東京へ核を落とすことをなんとか待ってもらう必要があった。

最後の作戦が決行され、ゴジラが凍結した!

という瞬間に、

その里見さんがフランスの駐日大使に頭を下げ続けていたんです。

彼は、彼なりの戦い方をしていた、というところに

もう本当にぐっときた。

 

 

良くなりたいと願うきもちはおなじ

 

この映画では、皮肉めいた部分も決行あったんです。

何かを決める時に、とりあえず会議を開かないと決められない。

会議のための会議すらしなくてはいけない。

世界における日本という国の立ち位置。

窮屈で、もどかしくて、悲しくなってしまう現状かもしれないけれど、

でもみんな、どうにか良くなっていきたい、と思っている。

やり方もできることも違うし、

時にはそのやり方が大勢にとって非難されることもある。

けれど、

「今より良くなっていきたい」

という気持ちは、やっぱり誰しもが持っているもの。

 

 

少し大きな話になってしまうけれど、

この世界はそんなふうになっていると思うんです。

 

色んな人がいて道がそれぞれまったく違うから、

非難される人もいれば、称賛される人もいる。

正義と思われる人もいれば、悪と思われる人もいる。

あまりに残酷なやり方を選んでしまう人もいるし、

何かをするのを恐れて何もできないままの人もいる。

 

色々な人がいるけれど、

みんな、ゴールは同じ。

 

良くなりたい、と願う気持ちは同じ。

 

 

大きな大きな山で、

麓あたりでちょろちょろと迷走しているイメージ。

迷走しながらも、少しずつ上の方には来ているよ。

 

 

 

これを書いていたらまた観たくなってきたので

明日、行ってこようかな。