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楽しく生きる技術

楽しく生きるために必要なことは、生まれ持った資質なんかじゃなくて、楽しくするための技術だけ。人生をより良く生きる自分のための技術は、誰でも身につけることができる。元教師目線で、伝えます。

夫婦のセックス問題を「31年目の夫婦」で知った。

 


年始から一日中家にこもって
「今年は映画をたくさん観る」
という目標通りに行動していた。

何気なく観た「31年目の夫婦」で
セックス問題を垣間見た。

 


まだ結婚したこともないし具体的にする予定もないから
30年間も同じ人とひとつ屋根の下で過ごすというのは
リアルに想像できない。

毎朝目玉焼き(黄身は半熟)とカリカリベーコンの朝食を
新聞を読みながら食べて
夜はお酒を飲みながらのディナー。
食後はゴルフ番組を見ながらソファでうとうとしているところを
皿洗いを終えた妻に起こされて、ベッドに入る。

たまにイベントが発生したりするんだろうけれど
365日中350日は同じような日々を過ごす。


決定的に悪いところがないところが問題で
お酒を飲みすぎたり不倫をしたりしているわけではない。
仕事だって真面目だし、妻に対しても誠実だ。


それでも妻はある日カップルカウンセリングを受けることを
強行するのだ。


そのきっかけであり、
カウンセリングが難航してしまう最大の理由は
「セックス」だった。


今まで一番良かったセックスは、と聞かれて
夫が答えたのは
妻が臨月の時にキッチンでしたセックスだった。
最初はスープのことを気にしていたけれど次第にどうでも良くなったとか、
ふきんを何枚か敷いて頭がぶつからないようにしたの、とか
お互いにそのセックスのことを頬を赤らめながら話していて。

目玉焼きを食べたりゴルフ番組を見ている日常では
そんなことは絶対に思い出さなかっただろう。
何十年経った今も、作っていた料理すら覚えているような
愛しい愛しい記憶なのに。


さらに、したことがないけれど本当はしてほしいことは、と聞かれて
お互いに口でするのは好きじゃないと言っていて
妻が嫌ならしたいともされたいとも思わないと言っていたのに
カウンセリングが進むにつれて
仕事中デスクの下で口でして欲しい、とか
近所の人と3人でしたかったとか
次々と欲望が出てきて、妻がおどろくシーンがある。


結婚もしていないわたしには
夫婦のセックス問題なんてわかりはしないけど
長年一緒にいるからこそ
お互いが日常で生活の一部だからこそ、
言えなかったりできなかったりすることが増えるんだろうな。

一緒にいる時間の長さと
お互いの理解度はきっとある一定のところからは
正比例しない。

 

お互いのことを全部知っているような気がしているけれど
それは、自分にとって都合良く書き換えられた
「よく知っているつもりになっている人」なのかもしれない。
知らないことを知ることが恐くて、
一番よく知っていて一番知らない人同士かもしれない。


全てを知らなくてもいい。
知ろうと努力してくれる気持ちさえ感じられれば十分なのだ。


思いがけず夫婦のセックスに思いを馳せてしまった姫始めでした。