読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

楽しく生きる技術

楽しく生きるために必要なことは、生まれ持った資質なんかじゃなくて、楽しくするための技術だけ。人生をより良く生きる自分のための技術は、誰でも身につけることができる。元教師目線で、伝えます。

【こころ】何よりも一番恐れるべきは、場所に飲まれて人間を変えられてしまうこと。

日常を楽しくする

「何よりも一番恐いのは・・・俺がこの国に飲まれて人間を変えられることだ。」 

f:id:yuko-evp:20161004223851j:plain

 

 

 

これは漫画ワンピースに出てくるセリフの1つ。

サボという少年がたった1人で海賊として航海へ出る間際の言葉。

 

○○らしさってなんだろう

 

「日本人らしい」

ってなにかと言われれば

謙虚とか、意見をはっきり言わない、とか礼儀正しい、とか?

 

なにかと言えば

「○○らしい」とか「○○っぽい」って言ってしまう。

「中国人ぽい〜」とか、他の国の人対しても言っていて、

なんとなく共通のイメージがある。

 

「日本人ならこうあるべきだ」

なんて、親に言われたこともないし、

今まで教わった先生にも言われた記憶はない。

60年前ならともかく、今は2016年の平成だよ。

 

 

けれど、なんだか、人にはその場所の特性が

自然と備わってしまうみたい。

 

「ケンミンショー」という番組があるように。

「○○県の人はこんな人」

という県民性なんて、誰かが決めたわけでもないし、

「○○県だからこういう性格になりなさい」

なんてきっと言われない。

それでも、誰かが言う

「○○県の人はこう!」という意見に、

その県の人も周りの人も頷く人が多いんだ。

 

「雪国の人は雪に囲まれてるから忍耐強い」とか

「南の人は陽気」

と聞くと、知り合いのその地方出身の方を思い浮かべて

あぁそうかもね、と納得してしまったりするし。

 

明確な理由があるわけじゃないんだけれど、

「なんとなく」そんな感じがする。

なぜかみんな、「なんとなくのイメージ」を「なんとなく共有」してるんだ。

 

そしてこれは、その場所の中にいる時には気がつかないことでもある。

外に出た時に、あるいは外部の誰かに指摘された時に、

初めて思い当たる。

その中だけにいたら、きっとずっと気付かないかもしれないこと。

 

 

場所に飲まれること

 

それは、もしかしたらその場所に「飲まれている」のかもしれない。

「日本人に生まれたからにはこうじゃなきゃいけないよ!」

なんて言われたことはない。

 

今のこの現代で、そんなこと言わないでしょ。

そんなの時代遅れすぎるでしょ。

もう1回言うけれど、今は平成だよ。

 

でも、明確に言われていないはずなのに、

なんとなくそうなるように仕向けられているのかもね。

 

周りの人と同じことをしないと

なんとなーく居づらかったりとか。

同じことを言っていないと

なんとなーく雰囲気が悪くなってしまったりとか。

 

「絶対そうしなさい」と言われたわけでもないのに、

そうしないとなんとなく居心地が悪くなってしまうのだ。

そしてそれは、きっと言った本人や、居心地の悪い空気を発信している人も

悪気がないんだ。

無意識なんだと思う。

 

悪気のない悪意。

とでもいうのかな。

 

人間を変えられることは、死ぬよりも恐い

 

このサボというキャラクターは、

貴族の家柄に生まれながらも、

ゴミの山で自分の力で生きて行くことを望みます。

けれど、その望み通りに生きることは、とても難しかった。

けれど、自分のいる環境に居続けることは、

彼にとっては死ぬより辛いことだった。

だから、海賊となってたった1人で航海を始めようとするんです。

彼は、自分の居る場所の価値観に違和感を感じてた。

どうしても、馴染む事ができなかった。

 

その場所に馴染むことは、自分という人間が変わってしまうことだった。

心が死んでしまうことへの恐怖があった。

 

学校に通わなくても大丈夫。

 

元教師がこんなこと言うのもなんだし、

教師としては、学校に来て欲しいなぁと思う。

学校に行きたくない、というのは

来たくなるほど楽しい環境にできなかった教師のせいだとも思う。

でもやっぱり、

学校という場所に疑問しか感じないのなら、

そこから出るのも1つの手だと思う。

 

 

学校で作られる土台が全ての人に必要だ、なんて

わたしにはとても言い切れない。

そしてその土台がいらない子にとって、

きっと学校は苦痛な場所でしかない。

 

 

わたしは自分が学校に通っていた頃に、

学校という場所に疑問を持った事はなかった。

その時その時で、嫌な事や辛い事はあったりしたけれど

「通いたくない」という思いには一切結びつかなかった。

 

でも、今現在、学校という社会が生きづらいと感じるなら、

どうしても馴染めないのなら、

そこから出て広い海へ行ってみてはどうかなと思うよ。

 

 

世界は本当に広い。

広いだけあって、風よけなんてなくて、

きっと危険が直接襲いかかってくるんだ。

学校はそれらの危険から守ってくれている場所だったんだ、ということに

気がつくかもしれない。

良くも悪くも、学校はとても大きな風よけだから。

でも、そんな風よけなんていらないという気概があるのなら

1人で航海に出かけよう。

 

 

環境には飲まれる。

絶対に。

なら、自分で飲まれる環境を選ぶしかない。

違和感を感じる場に居続けたら、いつしか違和感は感じなくなる。

それは、「飲まれた」だけ。

適当な場所で飲まれるのも自由だけれど、

同じ飲まれるなら、自分の選んだ場所がいいなと思う。